- ホスピスって実際どんな感じ?
- 看取りばかりで精神的に辛そう…
- でも残業がなくて、給料も良いって本当?
ホスピスへの転職を考えているけど、なかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
実は、ホスピスは病棟より圧倒的に働きやすく、しっかり稼げる穴場の職場なんです。
本記事では、病棟からホスピスに転職した現役看護師の僕が、
ホスピスのリアルな仕事内容や給料事情、実際に働いて分かったメリット・デメリットを包み隠さずお伝えします。
毎日定時で帰れて、年収550万円。正直、もっと早く転職すればよかった…!
転職の注意点や失敗しないコツも紹介するので、ホスピスが気になっている方はぜひ最後まで読んでみてください。
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ホスピスとは?多い疾患や必要なケア

ホスピスとは、終末期の患者さんに緩和ケアを提供する施設です。
「ホスピス」と一言で言っても、実は3つのタイプがあります。
ホスピスのタイプ | 特徴 |
---|---|
①緩和ケア病棟 | 病院内の専門病棟で緩和ケア |
②在宅ホスピス | 患者さんの自宅で緩和ケア |
③ホスピス型住宅 | 介護施設で緩和ケア |
今回は「③ホスピス型住宅」について詳しく解説します。
ホスピス型住宅は、一見すると普通の介護施設。
でも実は、各居室が「患者さんの自宅」という扱いになっていて、僕たち看護師は「訪問看護師」としてその居室に伺いケアを提供します。
つまり、施設の中で訪問看護をしているイメージです。
施設内にナースステーションがあるので、困ったときはすぐ同僚に相談できます。
しかし、病棟のような忙しさはありません。
なぜなら、
- 緊急入院なし
- 検査出しなし
- 定期採血なし
だからです。
医療処置が少なくルーティンワークがメイン。
バタバタすることなく、一人ひとりの入居者さんとじっくり向き合えます。
なるほど!かなり働きやすそうですね…!
ホスピスには、どんな疾患の方が多いのですか?
ホスピスに多い疾患と必要なケアは以下のとおりです。
ホスピスに多い疾患 | 必要なケア |
---|---|
神経疾患 (パーキンソン病、ALS、脊髄小脳変性症) | 食事介助・内服介助、経管栄養、歩行訓練、点眼、軟膏塗布など |
末期がん | 疼痛コントロール(麻薬管理)、内服介助、点滴、精神的ケアなど |
人工呼吸器を装着している入居者も稀にいるため、呼吸器管理や全身のアセスメントも必要になります。
ただし、病状が安定している方がほとんどで、急性期病院のような緻密な管理は不要です。
一般的な看護スキルがあれば、がん看護の経験がなくても働けますよ!
ホスピス看護師の6つの仕事内容・役割

ここでは、ホスピス看護師の仕事内容・役割について実体験を元に詳しく解説します。
具体的には、以下の6つです。
ホスピス看護のイメージが沸かない方は、ぜひ参考にしてください。
緩和ケア
緩和ケアでは、入居者の身体的・精神的・社会的苦痛を取り除きます。
具体的には、麻薬を投与し痛みを取り除いたり、入居者の想いを傾聴して気持ちを整理してもらったりします。
また、病気により母や妻としての役割が果たせなくなった方には、他職種と連携しながらその苦痛を和らげます。
病棟とは違い、じっくりと時間をかけて入居者と関わることが大切です。
入居者さんと一緒にオセロをしながら、30分間話を聞くこともありますよ!
日常生活の支援
痛みや麻痺、しびれによりADLが低下した入居者に対して、日常生活の支援を行います。
具体的には、
- 食事介助
- 排泄介助(オムツ交換、トイレ誘導)
- 入浴介助
- その他雑務(電気を消す、テレビつけるなど)
などです。
ただし、ホスピスには介護士がたくさんいるため、これらの支援のほとんどは介護士が担当します。
看護師は、たま~にオムツ交換や食事介助、散歩を手伝うくらいしかしません
看護師と介護士でしっかりと役割分担されているので、基本的には看護業務に集中できます。
他職種との連携
ホスピス看護師は、さまざまな職種と連携しながら働きます。
- 往診医との連携
- 入居者の状態報告、医師指示の確認、往診のサポートを行います。
医師は1~2週間に一度往診に訪れるのみなので、入居者の体調変化を予測し、先を見越して必要な指示をもらっておくことが大切です。
- 介護士との連携
- オムツ交換などのケアを一緒に行ったり、入居者の情報を共有したりします。
- 薬剤師との連携
- 薬剤内容の確認や入居者の情報共有を行います。
他にも、ケアマネージャー、歯科衛生士、理学療法士と連携しながら、入居者のより良い生活を支えます。
気難しい医師もいますが、月に1~2回しか会わないので気楽ですよ!
入居の対応
利用者の入居対応(病院でいう入院)も、看護師の役割です。
具体的には、以下の通りです。
- 問診
- 家族対応(必要物品の説明など)
- 医師指示の確認
病院退院時の指示をそのまま継続するため、医師指示の確認はサマリーを読むだけで済みます。
医療処置も点眼・内服介助・注入程度と少ないので、入居当日もバタつきません。
病棟のような「入院したらすぐ点滴!採血!検査!指示確認!」という慌ただしさはなく、
入居者がきたらバイタルサインを測り、サマリーを確認し、家族に必要物品を依頼すればOKです。
病棟時代は入院対応が苦手でした…。
でも、ホスピスの入居対応はとっても楽なので苦じゃありません!
エンゼルケア
終末期の入居者が多いホスピスでは、エンゼルケアを行う機会が必然的に多くなります。
僕の施設では、月に1〜3件くらいエンゼルケアを行っています
急変ではなく自然な経過で亡くなる方がほとんどなので、ご家族も心の準備ができており、受け入れは良好な場合が多いです。
病棟とは違い時間に追われることがないため、ご家族に丁寧に寄り添いながらケアを進められます。
処置やケアに追われずに、入居者さんの最期にじっくり寄り添いたい。
そんな看護をしたい人には、ぴったりの職場だと思います。
「こういう看護がしたかった!」と心から思える環境ですよ!
急変時の対応
ホスピスでは、入居者のほとんどがDNARを取得していますが、中にはフルコースを希望される方もいます。
体感で1〜2割の方は、フルコースを希望されていますね。
そのため、いくらホスピスといっても、急変対応のスキルは必須です。
ただしホスピスには、人工呼吸器や点滴のストック、昇圧剤などがありません。
したがって、一次救命処置(胸骨圧迫・人工呼吸・AED装着)までを行い、あとは救急車に搬送を依頼することになります。
人工呼吸器の装着や心拍再開後の管理は必要ないため、急変対応に自信がない方でも比較的安心でしょう。
ホスピス型住宅なら同僚の看護師がそばにいるため、1人ではなく数名で対応できますよ!
ホスピス看護師の1日の流れ

ホスピス看護師の1日の流れを具体的に解説します。
ホスピスへの転職が心配な方は、ぜひ参考にしてください。
日勤の流れ
日勤での1日の流れは、以下の表のとおりです。
時間帯 | 仕事内容 |
---|---|
【8:30】 出勤 | 薬のダブルチェックから 1日がスタート |
【8:45】 申し送り | 夜勤からの申し送りを聞く (事前の情報収集は不要) |
【9:00〜12:00】 午前の訪問 | 30分ごとに1部屋ずつ訪問 訪問中に記録も済ませます |
【12:00〜13:00】 昼休憩 | しっかり1時間休めます |
【13:00〜17:00】 午後の訪問 | 午前と同じペースで訪問 空き時間はナースコール対応 |
【17:00】 申し送り | 夜勤者へ申し送り |
【17:30】 退勤 | 記録は訪問中に終わっているので、 そのまま帰れます! |
情報収集は申し送りだけで十分。だから5分前出勤でOKなんです
病棟のように「情報収集で30分前出勤」「記録が終わらず残業」なんてことはありません。
主な処置も、バイタル測定、経管栄養、内服介助、点眼投与くらいです。
訪問の30分間でケアも記録も完結するので、毎日定時で帰れます。
夜勤の流れ
夜勤での1日の流れは、以下の表のとおりです。
時間帯 | 仕事内容 |
---|---|
【16:30】 出勤 | 薬のダブルチェックから 1日がスタート |
【17:00】 申し送り | 日勤からの申し送りを聞く (事前の情報収集は不要) |
【17:30〜1:00】 夜間の訪問 | 30分ごとに1部屋ずつ訪問 空き時間に夕食休憩 |
【1:00〜4:00】 仮眠 | 3時間しっかり眠れます |
【4:00〜8:30】 早朝の訪問 | 30分ごとに訪問 寝ている方は生存確認程度でOK |
【8:45】 申し送り | 日勤者へ申し送り |
【9:30】 退勤 | 記録は終わっているので、 そのまま帰宅 |
3時間も仮眠できるなんて、病棟時代は考えられませんでした…!
夜勤は看護師2名、介護士2名の計4人体制です。
受け持ちは10〜14人と少なく、主な処置はバイタル測定、経管栄養、内服介助程度。
ナースコールの多くは介護士が対応してくれます。
入居者が寝ている間は、ほぼやることがありません。
ナースコールも介護士がとってくれるので、夜勤の負担はかなり軽いですよ!
ホスピス看護師の給料事情

ホスピス看護師の平均年収は、約500〜600万円です。
看護師の平均年収が約508万円なので、平均よりも高い給与水準といえます。
もちろんホスピスにも夜勤があり、だからこそ給料が高いのですが、病棟と比べて業務量が少ないのが特徴です。
実際、僕が勤める施設の夜勤は
- 受け持ち10〜14人
- 仮眠3時間
- メイン業務:バイタル測定、内服介助、点眼、注入
といった業務内容です。
夜間の緊急入院や朝の採血もないため、ルーティンワークで余裕を持って働けます。
業務量が少ないのに給料が高いなんて、最高じゃないですか…?
病棟より楽に働きながら、しっかり稼ぎたい方にはホスピスがおすすめです。
なお、できるだけ好条件のホスピスに入職したい方は、看護roo!を利用して求人を探しましょう。
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ホスピス看護師になって辛いことや後悔3選

ここでは、実際にホスピス看護師をしてみて辛かったことや後悔したことを紹介します。
具体的には、以下の通りです。
それぞれについて解説します。
入居者との付き合いが難しい
実際に入職してみて、ホスピスの入居者は気難しくこだわりの強い方が多いと感じました。
「なんでも言うことを聞いてくれる」と思っている方がほとんどで、
- 食事は1時間かけてゆっくり食べたい
(その間付き添い) - 1時間毎に全身に保湿剤を塗ってほしい
(指の間など隅々まで) - 朝、昼、晩と散歩に連れていってほしい
(1回30分)
など、無茶なお願いをされることも少なくありません。
仮に要望をお断りすると、「心がこもっていない」「そんなこともできないのか」「病気の人に優しくない」など、暴言を吐かれることもあります。
入居者・家族ともに「良い最期を迎えたい」という気持ちが強い分、過剰な要望が多くなるのでしょう。
無茶なお願いが続くと、看護師側もついイライラしてしまい、感情コントロールが難しくなります。
入居者さんにイライラしてしまう自分が情けなくて、後から落ち込むことも多いんです…
ある程度の無茶な要望にも優しく対応できる心の余裕がないと、ホスピスでの勤務は辛くなるかもしれません。
接遇が厳しい
ホスピス型住宅は病院とは違い、サービス色が強い職場です。
「入居者は大事なお客様」という認識の事業所が多く、看護師の接遇も厳しくチェックされます。
たとえば、僕の事業所では「家族さんが来たら全員立ち上がり、笑顔でハキハキと挨拶」などのルールがあります。
イスから立ち上がるのが遅れたスタッフが1人いただけで、ナースステーションの椅子が全て撤去されたこともありました。
何気ない仕草が注意対象となるため、事業所のルールに慣れるまでは息苦しさを感じやすいです。
接遇に自信がない方は、注意が続いて辛く感じるかもしれません。
綺麗な言葉遣いや正しい電話対応を覚えるのが、本当に大変でした…。病院とは全然違うんです
上司(本社)が守ってくれない
住居型ホスピスは一般企業が母体のケースが多いです。
そのため、病院とは違って「医療者を守る意識」が低く、看護師を大切にしてくれないこともよくあります。
例えば、急変対応に追われて、他の利用者への関わりがおろそかになったとします。
病院なら「急変対応中なら仕方がない」と理解してくれるでしょう。
しかし住宅型ホスピスの場合は、
- なぜ他の利用者への対応がおろそかになったのか
- 急変対応中でも、他のお客様に丁寧なサービスを心がけるべき
と、理不尽に怒られることがあります。
病棟のように「師長さんが守ってくれる環境」ではないため、クレームへの恐怖を常に抱えて働くことになります。
カスハラ的なクレームであっても、看護師が悪いと判断されがち。
なんで看護師側が悪くなるんだよ!!って思うこと、本当に多いです
ホスピス看護師になって良かったことややりがい3選

結論から言うと、病棟と比べてホスピスは最高の職場です。
日々「転職して良かった」と思うばかり!
ここでは、そんなホスピスの良い面を3つ紹介します。
それぞれについて解説します。
事前残業がなく、ほぼ毎日定時あがり
ホスピスは病棟とは違い、事前残業がありません。
入居者の入れ替わりがほとんどなく、処置も毎日同じなので、始業前の情報収集が必要ないからです。
軟膏塗布、バイタル測定、点眼、内服介助くらいしか処置がないから、自然と頭に入ります
医師が常駐していないため急な指示変更もなく、施設なので定期的な採血や検査出しもありません。
緊急入院がなく日々落ち着いているため、毎日定時で上がれます。
実際、僕の残業時間は月1〜2時間程度です
日々のプレッシャーが少なく、プライベートも充実し、給料も高い。
これはホスピス看護師の大きなメリットです。
事前残業がないのが本当にありがたい…!日勤も夜勤も5分前出勤で大丈夫なんです!
スキルが落ちにくい
ホスピスには、医療依存度が高い方も入居されています。
具体的には、人工呼吸器装着中の方、神経難病の方、末期がんの方などです。
そのため、呼吸器管理や吸引、麻薬の投与、点滴投与など一般的な看護スキルは日常的に必要になります。
病棟と比べると最新の技術や治療は学びにくいものの、基本的な看護技術は維持できると言えるでしょう。
いつか病棟に戻りたくなっても、スキルが落ちてないから転職しやすいです!
入居者とじっくり関われる
ホスピス型住宅に入職した場合、訪問看護師として働くことになります。
そのため、入居者の部屋に一度入れば、そのまま30分間滞在することが可能です。
ケア中にナースコールが鳴っても他のスタッフが対応するため、作業を中断する必要がありません。
また、食事介助や排泄介助は介護士が担当するので、看護師は医療処置やお話の傾聴に集中できます。
処置を中断されるストレスがなくて、日々のケアにたっぷり時間をかけられるのが嬉しい!
病棟では実現できなかった「寄り添いの看護」を実践できるため、看護師としてのやりがいを日々感じられます。
ホスピス看護師になって驚いたこと3選

ここでは、ホスピス看護師になって驚いたことを3つ紹介します。
それぞれについて解説します。
意外とフルコースが多い
ホスピスの入居者は、「全員DNAR」というイメージではありませんか?
しかし実際は、1〜2割ぐらいの方が急変時にフルコース対応を希望しています。
転職前はDNARの方しかいないと思い込んでいたので、「えっ、フルコース希望!?」と、本当に驚きました。
とはいえ、ホスピス看護師が担当するのは一次救命処置までです。
その後は救急車を呼んで搬送してもらうだけでOKですよ!
病棟と比べて清潔の概念が緩い
ホスピス型住宅は「自宅扱い」なので、個人に処方された分しか物品がありません。
常にギリギリの数しかなく、使えば使うほどコストがかかります。
そのため、
- アルコール綿:1枚を数回使う
- 吸引チューブ:1本を2週間使う
のように、たとえ清潔物品でも何度も使い回すのが現実です。
清潔物品の使い回しなんて、病棟では考えられないですよね…!
働くうちに慣れますが、最初は吸引チューブやアル綿をつい1回で捨ててしまうことが多かったです。
看護の押し付けが少ない
ホスピスと聞いて「看護観を押し付けるお局さん」を連想する方も多いのではないでしょうか?
入職前は、
- あなたの看護はダメ
- 患者さんのために尽くすべき
- 残業してでも良い看護を
なんて言われる毎日だと思っていました。
しかし実際は全くの逆で、看護観を押し付けない優しい同僚ばかりです。
ホスピスには「急性期病院で疲れ果てた人」「定時で上がりたいママさんナース」が多いからだと考えられます。
実際、「今日も定時で帰ろうね」という声が飛び交い、誰かが忙しければみんなで協力して仕事を終わらせます。
良い意味でギャップが大きく、とても働きやすい環境だと感じました。
経験豊富な看護師が多いので、困ったときは看護の話もしっかりできます。
でも、それを押し付けたり、入居者のためにって自己犠牲を強要する人はいないんです。
ホスピスへの転職は未経験でもできる?

結論から言うと、ホスピスへの転職は未経験でも可能です。
一般的な看護スキルがあれば問題ありません。
実際、がんや神経疾患、人工呼吸器に触れたことのない同僚も多くいますが、つまずくことなく働いています。
ホスピスには経験豊富な看護師が多く、未経験の疾患や処置でも相談しやすい環境です。
病棟みたいにバタバタしてないから、どの先輩もじっくり教えてくれますよ
ただし、看護師経験3年以上を採用条件とする企業が多いので注意が必要です。
3年目未満でホスピスに転職したい場合は、看護師転職サイトを利用して、新人でも入職可能なホスピスを手広く探すのがおすすめです。
僕も実際に看護roo!やレバウェル看護などの転職サイトを使って、今の職場を見つけました。
本記事の後半部分では、「ホスピス転職におすすめの看護師転職サイト」を紹介しています。
実体験をもとにレビューしているので、ぜひ参考にしてみてください。
ホスピスで看護師になるのに必要な資格は?

ホスピス看護師に必要な資格は「看護師免許」のみです。
終末期看護に興味があれば、誰でも働けます。
確かに、がん看護の経験やがん関連の認定・専門資格があると入職には有利です。
しかし、わざわざホスピスに入職するためにがん関連の経験を積むより、未経験でホスピスに入職し、働きながら学ぶ方が効率的です。
入職後なら実際に経験しながら勉強できるから、知識も技術も身につきやすいんです
ホスピスに興味がある方は、あまり構えずにまず入職してみることをおすすめします。
ホスピスは残業がほぼないから、入職してからも勉強時間をしっかり確保できますよ!
【体験談】看護師転職サイトを使ってホスピスに転職する際の2つの注意点

ここでは、看護師転職サイトを使ってホスピスに転職する際、絶対に守ってほしい注意点を2つ紹介します。
それぞれについて解説します。
希望の職場に人材を紹介した実績があるか確認する
転職サイトに登録したら、
このホスピスに看護師を紹介したことはありますか?
と聞いてみてください。
なぜこれが重要かというと、転職サイトは紹介した看護師から入職後の様子を聞き取っているからです。
つまり、紹介実績があれば、そのホスピスの内部事情を詳しく知れるということです。
職場の雰囲気や実際の仕事内容を正確に教えてもらえますよ!
一方、紹介実績がなければ、「一般的にホスピスは…」という曖昧な情報しかもらえません。
ホスピスは施設によって環境が全く違うので、正確な情報がないまま入職すると後悔する可能性が高いです。
遠慮せずに紹介実績の有無を確認しましょう!
これだけで転職の成功率がぐっと上がります。
2社以上の看護師転職サイトを利用する
各転職サイトによって、教えてもらえる情報の精度が異なります。
実際に僕は、看護roo!とレバウェル看護、その他の転職サイトを利用しましたが、情報の精度に大きな差がありました。
たとえば、「日勤・夜勤の看護師の数」を質問したところ、以下のような回答でした。
転職サイト | 質問への回答 |
---|---|
看護roo! | 日勤は看護師4名、夜勤は2名 |
レバウェル看護 | 日勤は看護師8名、夜勤は2名 |
その他のサイト | 詳細は不明だが、 一般的には昼夜共に看護師2名 |
そして実際に入職してみたところ「日勤4名、夜勤2名」という結果でした。
看護roo!だけが正解ですね!
施設に確認したところ、過去に日勤8名の時期もあったようです
なので、レバウェル看護の情報は少し古かったみたいですね
このように、転職サイトによっては内部調査が不十分で、事実と異なる情報を伝えられることがあります。
そのため、自分にぴったりの職場を見つけるためにも、最低でも2社以上の転職サイトを利用して情報を集めましょう。
他にもいろいろ質問しましたが、看護roo!が一番正確でした!
看護roo!は、救急車同乗の有無や、1日の流れ、スタッフの年齢層など、かなり細かい内容まで正確に教えてくれました。
他の転職サイトが「一般的には…」という曖昧な回答だったのに対し、看護roo!は「この施設では実際に…」と具体的な情報を提供してくれたのが印象的でした。
1つ選ぶなら絶対ここ!
複数の転職サイトを使って比較することで、どの情報が正確なのか判断しやすくなります。
僕の経験上、少なくとも2社以上は登録して、同じ質問をしてみることをおすすめします。
なお、いろいろな転職サイトを比較検討したい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

実体験を元にレビューしました。
1年目さん以外もぜひ読んでみてください…!
ホスピスへの転職におすすめの看護師転職サイト3選

ここでは、ホスピス転職におすすめの看護師転職サイトを3つに厳選して紹介します。
自分と相性の良いサイトを見つけて、転職を有利に進めてみてください!
看護roo!|情報が正確で1番おすすめ

看護roo!の特徴
・好条件のホスピスが多く紹介されている
・職場の内部事情をかなり細かく教えてくれる
・サポートが手厚く、初めてでも楽に転職できる
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看護roo!の最大の魅力は「好条件のホスピス」が多く紹介されていること。
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ホスピスに関するよくある質問

ここでは、ホスピスに関するよくある質問とその回答を紹介します。
それぞれについて解説します。
病棟からホスピスに転職して後悔しませんか?
後悔は全くありません。
急変対応に追われることなく、一人ひとりとじっくり向き合える今の環境に満足しています!
定時で帰れるようになり、プライベートも充実しました。
ホスピスではハイレベルな看護を求められますか?
病棟のような高度な医療技術は不要です。
必要なのはバイタル測定や内服管理などの基本的な看護技術のみ。
技術よりも、入居者さんやご家族に寄り添う「人間力」が大切です。
お局にいじめられたりしませんか?
ホスピスは穏やかな雰囲気で、病棟のようなピリピリした空気はありません。
「急性期病院で疲れ果てた人」や「定時で帰りたいママさんナース」が多く、優しく協力的な同僚ばかりです!
念のため、事前に転職サイトで職場の雰囲気を確認しておくと安心ですよ。
介護士との関係性はどうですか?
とても良好です。
お互いの専門性を尊重し、対等なパートナーとして協力しています。
介護士が日常ケア、看護師が医療面という役割分担が明確で、お互いに働きやすいです!
なぜホスピスの給料は高いのですか?
訪問看護の診療報酬で運営されているため、病院より報酬単価が高いからです。
また、夜勤手当(月4〜5回)も加わるため、年収500万円以上が可能となります。
病院よりも楽なのに、給料は高い!
ホスピスなら「ゆとり」と「やりがい」を両立できる

今回は、「ホスピスが気になるけど、なかなか転職に踏み切れない方」に向けて、
- ホスピスの仕事内容や給料事情
- 実際に働いてみて分かったメリット・デメリット
について解説してきました。
ホスピスは残業がほぼなく、夜勤も楽なのに年収500〜600万円。
一人ひとりの入居者さんとじっくり向き合いながら、理想の看護を実践できる職場です。
毎日定時で帰る今、「もっと早く転職しておけば良かった」と思います
もし今の職場に疲れを感じているなら、一度ホスピスという選択肢を検討してみてください。
まずは看護roo!でどんなホスピスがあるかをチェックしてみよう!
求人を眺めるだけでも新しい可能性が見えてくるはず!
この記事が、ホスピス転職を考えるあなたの助けになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「楽なのはいいけど、やっぱり看取りや急変対応は避けたい…」
この記事を読んで、そう感じた方へ。
もしあなたが「できるだけ命に関わらない職場で働きたい…」と考えているなら、こちらの記事も参考にしてみてください。

新人看護師でも楽に働ける「命に関わらない職場」を16箇所紹介しています。