- 内定から入職までの流れは?
- 入職準備は何をすれば良い?
- 新しい職場で好印象を持たれるには?
今回はこんな疑問にお答えします。
内定をもらって喜ぶのもつかの間。入職に向けての準備が始まります。
内定から入職当日までの間に準備すべきことは多くありますが、仮に準備に抜けがあり迷惑をかけてしまうと、「だらしない看護師」のレッテルを貼られて、転職早々働きにくくなる可能性があります。
僕が転職した時には、内定を受けてから入職当日の動き方まで想定・準備したおかげで、良いスタートダッシュを切ることができました。
そこで当記事では、以下の内容についてまとめています。
- 内定から入職日までの流れ
- 入職前に必須の5つの準備
- 新しい職場に初日から溶け込むための立ち振る舞い
この記事を読めば、必須の入職準備~入職当日の立ち振る舞いまでを理解でき、新しい職場で好印象を与え、最高のスタートダッシュを切ることができます。
新しい環境で楽しく働くためにも、入職前からしっかりと準備しておきましょう。
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内定から入職までの5つの流れ
内定から入職までの流れは以下の通り。各タイミングでやるべきことを解説します。
- 内定の連絡を受ける。
- 内定通知が郵送(orメール)で届く。
- 通知書をみて勤務条件をチェックする。
- 内定通知に対して返事をする。
- 内定承諾書を返送する。
①内定の連絡を受ける
面接終了後、翌日~遅くても2週間以内に電話(orメール)で合否の有無についての連絡があります。
入職までの流れについて説明される場合があるため、必ずメモを取れる体制にしておきましょう。
②内定通知が郵送(orメール)で届く
内定が決まれば、①内定通知書(内定を知らせる書類)・②内定承諾書(内定を承諾する場合に職場に返送する書類)が郵送(orメール)で届きます。
雇用内容が記載された【労働条件通知書】も同封されていることが多いです。
職場によっては、以下の書類も同封されていることがあります。
- 健康診断の案内
- 事前オリエンテーションの案内
- 銀行口座の提出書類 など
③労働条件通知書をみて勤務条件をチェック
内定通知書とともに郵送される【労働条件通知書】を見て、勤務条件をチェックしましょう!
勤務条件を確認し、内定を承諾するかを検討してください。
- 入職日
- 勤務形態・勤務時間
- 給与・賞与の有無
- 休日数
- 諸手当の有無と金額
- 配属先 など
もし、提示された内容に疑問があるなら、必ず就職先に問い合わせましょう。
面接や募集要項と異なる条件が記載されている場合には、確認・交渉が必要となります。交渉が上手くいかなければ、内定の辞退も考慮すべきです。
就職してみたらなんか違った…。
と、ならないためにも勤務条件は必ず確認しておきましょう。
④内定通知に対して返事をする
内定通知に対して、内定を承諾するか否かの返事をします。
必ず1週間以内に返事しましょう。
※返事しないまま1週間が過ぎると、【内定承諾の意思がない】と判断されて、不採用になる場合があるので注意してください。
内定を承諾する場合は、感謝の言葉を伝えることを忘れないようにしてください。
お忙しいところ失礼します。◯月◯日に内定のご連絡をいただきました、〇〇(フルネーム)と申します。
この度は内定の通知をいただき、ありがとうございます。本日は、内定を承諾させていただきたく、お電話させていただきました。
一生懸命頑張りますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
内定を断りたい場合も、電話連絡が必要です。丁重にお詫びをして、内定を断りましょう。
お忙しいところ失礼します、本日内定のご連絡をいただきました〇〇(フルネーム)と申します。
この度は大変お世話になりました。自分なりに色々と考えた結果、申し上げにくいのですが内定を辞退させていただくことにしました。
貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、貴院にご迷惑をおかけすることになり、誠に申し訳ございません。
内定の断り方は分かったけど、断りの電話を入れるのすごく気まずい…。
正直、気が重いです。
内定を辞退する場合の電話連絡は、かなり嫌な作業ですが絶対に必要です。
しかし、転職エージェントを利用した場合に限っては連絡不要です。エージェントに「内定を断りたい」と伝えるだけで、代わりに断りの連絡をしてくれます。
気まずい思いをしなくて済むのは、かなり魅力的ですね!
転職エージェントを利用すると他にもたくさんのメリットがあります。詳しい内容を知りたい方は、下記のリンクをチェックしてください。
⑤内定承諾書を返送
内定承諾書に署名・捺印し返送すれば、正式に内定が決まります。
※内定承諾書を返送するまでは、内定を辞退できます。
内定を保留したい場合は?
職場Aから内定をもらえたけど、本当は職場Bに就職したい。でも職場Bからの返事がまだないんだよね…。
職場Aの内定を保留しておくことはできるのかな?
結論、内定を保留することは可能です。ただし、以下のポイントに注意しましょう。
- 内定保留はなるべく早めにお願いする。
- 内定保留は必ず認められるとは限らない。
- 保留中にほかの候補者の入職が決まると、内定が取り消されることもある。
職場側からすると、保留にされることは気分が良いものではありません。そのため、できる限り丁寧で失礼のないように保留をお願いしましょう。
内定保留を電話でお願いする時には以下の3SETPで話すのがおすすめです。
- 内定のお礼を伝える
- 内定を保留したい理由を伝える
- いつまでに返事するかを伝える
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
誠に恐れ入りますが、内定の承諾を慎重に検討したいと考えております。
勝手とは承知しておりますが、○月○日までお時間をいただくことは可能でしょうか?
職場選びで今後の生活が大きく左右されるといっても過言ではありません。「内定保留」は正直言いづらいですが、必要であれば必ず伝えるようにしましょう。
入職前に必須の5つの準備
内定を承諾したら、入職に必要な準備をしていきましょう。
必須の入職準備は下記の5つ。
- 提出書類の確認
- 持ち物・服装の確認
- 通勤にかかる時間・経路の確認
- 入職当日の集合場所・時間、緊急連絡先の確認
- 事前勉強
それぞれについて解説します。
①提出書類の確認
入職当日に持参する提出書類の有無を確認しましょう。
内容:勤務条件が書かれた書類です。記載された勤務条件で働くことを了承した場合は、署名・捺印をして提出します。
提出時期:入職前または入職日に提出します。
※雇用側に作成義務がないため、渡されない場合もあります。
内容:保険や年金などの社会保障を受けるための書類です。
①源泉徴収票
②雇用保険被保険者証
③年金手帳
①②は、退職後に前の職場から送られてきます。1~2ヶ月かかることもあるので、届き次第提出します。
③年金手帳は、入職日に提出が必要です。前の職場に提出していた場合は、最終出勤日までに必ず返却してもらいましょう。
補足:新卒者の場合は年金手帳の提出のみでOKです。転職者は上記3つの書類の提出が必要になります。
内容:マイナンバーが記載されたカードです。税金や保険料の手続きに必要になります。
提出時期:新しい職場から指示があったタイミングで提出します。
- 【身元保証書】
自身の身元を保証してもらう書類。 - 【誓約書】
就業規則に従うことを示す書類。 - 【看護師免許の原本】
看護師であると証明するための書類。 - 【住民票】
履歴書と同一の住所か確認するために必要。 - 【銀行口座情報】
給与振込先の指定のために必要。 - 【定期券代の領収書】
通勤手当の申請に必要。
その他必要な書類があれば案内に記載されているため、必ず抜けがないように準備しておきましょう。
②持ち物・服装の確認
入職日から必要となる持ち物や、入職日の服装を確認しましょう。
- メモ
- 時計
- ハサミ
- 聴診器
- 電卓
- ペンライト
- 印鑑 など
白衣・シューズは、貸与される場合と自分で購入する場合があります。
【貸与される場合】
入職日までに職場でサイズ合わせがあります。
【自分で購入する場合】
就職先でスタイルや色に指定があるか確認し、自分で購入します。
白衣:動きやすいもの
シューズ:疲れにくいもの
を基準に選びましょう。
【指定がない場合】
スーツ
【ラフな格好で良いと言われた場合】
ビジネスカジュアルな服装
例)襟付きシャツにジャケット・パンツなど
服装に関しては、基本的に面接と同じ格好にしておけば間違いありません。
③通勤にかかる時間・経路の確認
当日遅刻しないためにも、通勤にかかる時間・経路は必ず確認しておきましょう。
平日or土日祝・時間帯などで通勤にかかる時間が変わるため、初出勤の状況を再現して確認するのがベストです。
入職初日は、余裕を持って10分前には到着できるようにしておきましょう。
④入職当日の集合場所・時間、緊急連絡先を確認
初めての職場は、非常に迷いやすいです。
「1度面接行ったし大丈夫!」と思っていても、入職初日の緊張感から集合場所が分からなくなるケースも少なくありません。
そのため、入職当日の集合場所と時間は必ず確認し、メモに残しておきましょう。
緊急連絡先に関しても控えておく方が無難です。何かトラブルがあり遅刻する時に、連絡先が分からないと困ってしまいますからね。
入職初日から失敗すると周囲の看護師から「あの子大丈夫…?」と思われ、悪い印象を与えてしまいます。
いきなりマイナス評価を受けると、今後の働きやすさにも影響するので、しっかりと事前確認しておきましょう。
⑤事前勉強
配属先の分野について事前勉強することで、3つのメリットがあります。
事前勉強する3つのメリット
①知識が身につくことで不安が軽減する
②実力を認められて、良いスタートダッシュが切れる
③やる気や熱心さが伝わり、好印象を持たれる
初日から好印象を与えることができれば、いろんな人が積極的に助けてくれるので、新環境で良いスタートダッシュを切ることができます。
正直、事前勉強をするかどうかで今後の働きやすさが左右されるといっても過言ではありません。
特に1年目さんは、上手く働くために周囲の協力が必要不可欠です。周囲が協力してくれる環境を作るためにも、必ず事前勉強しておきましょう!
勉強は絶対に必要なので、このタイミングで勉強しておくのが良いですね!
いざ入職!当日はどんな流れになる?
入職当日は以下の流れになることが多いです。
- 院内案内
- 職場挨拶(配属病棟見学+病棟オリ)
- 備品支給
初日は看護業務はなく、オリエンテーションがメインになります。
看護業務は入職日の翌日から始まることが多いです。焦らないためにも、入職翌日からの流れを必ず確認しておきましょう。
入職当日に確認しておくべき項目一覧
- 明日から患者を受け持つのか
- 病棟で多い疾患
- フォローの有無
- 良く使う看護技術
- 物品の位置
- 病棟内のチーム体制と、自分の所属
- 困った時は誰に質問すれば良いか
- 明日から何時にくれば良いか
質問することにより、熱意・やる気が伝わるというメリットもあります。気になる事があれば、積極的に質問しておきましょう!
最低限おさえておくべき初出勤の3つのマナー
新環境での活動をトラブルなく開始させるために必要となる【初出勤のマナー】を3つ紹介します。
最低限おさえておくべき
初出勤の3つのマナー
①遅刻しない(10分前に到着)
②全ての人の笑顔で挨拶
③身だしなみに気を付ける
①遅刻しない(10分前に到着)
遅刻がダメなのは当たり前ですが、仮に初出勤で遅刻してしまうと、かなり印象が悪くなります。開始早々【だめな看護師】というレッテルを貼られないように注意してください。
10分前には到着し、待機場所で当日のスケジュールを確認しておくと良いでしょう。
②全ての人に笑顔で挨拶
出会うすべての人に笑顔で挨拶しましょう。
挨拶をして損をすることはありませんが、挨拶をしなくて悪い印象を持たれることはよくあります。
全ての人に自己紹介をする必要はありませんが、軽いおじぎ程度はしておきましょう。
挨拶は社会人の基本のマナー。基本ができていないと【常識のない人間】と思われてしまうかも知れません…。
③身だしなみに気を付ける
身だしなみを整えるのはとても重要。
清潔感のある見た目は好感を持たれ、信頼関係を築くためにも役立ちます。
- 清潔感のある見た目とは?
- 【メイク】
ナチュラルメイク。
【ヘアスタイル】
髪色は暗め。低めのお団子スタイルで前髪をピンで止める。
【その他】
香水やアクセサリーは付けない。
身だしなみを整えておくと、スタッフだけでなく患者さんとも信頼関係を築きやすいです。
新しい職場に初日から溶け込むための3つの立ち振る舞い方
新しい職場に溶け込むことは本当に重要。それができるかどうかで、今後の過ごしやすさが劇的に左右されます。
ここでは、新しい職場に溶け込むための3つの立ち振る舞い方について解説します。
- 雰囲気を掴むまでは一歩引いておく
- ちゃんと自己紹介をする
- 積極的な姿勢を持つ
①雰囲気を掴むまでは一歩引いておく
正直、スタッフ間での派閥がある病院は少なくありません。
自分を守るためにも、職場の雰囲気を掴むまでは、物事を一歩引いて見るくらいが良いでしょう。
看護業務以外では、気になることがあっても静観しておくイメージです。
初出勤日からしばらくの間は、人間関係や個人の性格をよく観察しておきましょう。
②ちゃんと自己紹介をする
職場で早く仲間入りするためにも、ちゃんと自己紹介はしておきましょう。
内容としては端的でかまいません。
なぜなら、自己紹介を聞く側の看護師からすれば、忙しくて時間がないから。ダラダラとした自己紹介にならないように注意してください。
また、自己紹介をする時には、明るくハキハキと話すことを心掛けましょう。
初日の自己紹介は以下の3点で構成すると良いです。
- 名前
- 勤務経験
- 締めくくりの挨拶
挨拶の例文
はじめまして。〇〇(フルネーム)と申します。
看護師経験は1年目で、以前は腫瘍内科に勤めていました。
分からないことだらけでご迷惑をおかけすると思いますが、一生懸命頑張りますので、これからよろしくお願いいたします。
③積極的な姿勢を持つ
1年目での転職は特に、【頑張りたい気持ち】をアピールすることが重要です。
やる気・情熱を伝えることができれば、多くの先輩が快くサポートしてくれるからです。
消極的ではいけません。成長するために自ら学ぼうとしている姿勢を見せることを心掛けましょう。
【前向きに努力しているかどうか】は、意外と見抜かれてしまいます。
自分自身が成長するためにも、積極的に学ぶ姿勢を忘れないでください。
まとめ:新しい職場で最高のスタートダッシュを!
ここまで、【必須の入職準備~入職当日の立ち振る舞い】について解説してきました。当記事に沿って入職準備をしておけば、
良いスタートダッシュを切って、新しい職場で楽しく働きましょう!
この記事が、入職準備に悩む1年目のみなさまのお役に立てば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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