1年目のお悩み解決

【新人看護師向け】1年目でも急変時の対応が身につく5つのポイント。

  • 急変対応に自信がない。
  • 急変を乗り切る実力をつけたい。
  • 新人でも急変対応ができるコツを知りたい。

今回は、こんな疑問にお答えします。

看護師1年目。

いざ急変に遭遇すると…

パニックになり、うまく動けない人は多いです。

1年目ナース

急変に当たるとパニックになり固まってしまいます…

ずっと急変に当たらなければいいのに。

逃げたい気持ち。本当にわかります。

だけど現実は厳しくて…

病棟で働く以上は、急変対応から逃げ出すことはできません。

たぐもち

たとえ1年目であっても「急変を乗り切る力」を身につけておく必要があります。

とはいえ参考書を読んだだけでは、うまく「急変」を乗り切ることはできませんよね。

そこで今回は、

急性期病院のICLSチームで活動している僕が、

  • 新人看護師が急変を乗り切るための5つのポイント。

について解説します。

この記事を読めば、

看護師1年目でも自信を持って、急変対応ができるようになります。

たぐもち

1年目さんでもすぐに実践できる「具体的」な方法を紹介しますね!

急変のたびに落ち込まないためにも、

1年目から急変を乗り切る力を身につけましょう。

大前提:新人看護師が急変時の対応を「完璧」に身につけるのは難しい

1年目ナース

急変対応って本当に苦手…

正直できる気がしないです。

こう考える1年目さんは多いはず。

しかし安心してください。

大前提として、

新人看護師が急変対応を「完璧」に身につけるのは難しいです。

たぐもち

1年目で急変対応ができないのは当たり前。

何度も実践しないと身につかないものなので…!

そのため、

今、急変対応ができない人も落ち込む必要はありません。

これから少しずつ覚えていけば大丈夫ですよ。

たぐもち

1年目のうちは「最低限その日を乗り切れるだけの実力」さえ身につければOKです!

新人看護師の急変時の対応のゴールとは?

1年目ナース

新人の私は、

急変対応をどの程度まで出来るようになれば良いですか?

僕が考える新人看護師の急変対応のゴールは、

最低限その日を乗り切れるだけの実力をつける
こと。

なぜなら、
その日だけでも乗り切る力を身につけておけば、

「また何も出来なかった…」

「もっと自分が動けていれば、助けられたかも…」

と、後悔しなくても済むので、安心して急変対応に臨めます。

たぐもち

最初の目標はこれで充分。

完璧な急変対応」を身につけるのは、その後でも遅くありません。

正直な話、
1年目でここまで出来れば100点満点です。

きっと自分に自信を持てますよ。

たぐもち

次からは「急変が起きても、最低限その日を乗り切れる」ための方法について解説します。

新人看護師が急変を乗り切るための5つのポイント。

新人看護師が急変を乗り切るための5つのポイントは以下の通りです。

  1. 急変対応の流れを知っておく。
  2. 発見時の対応を優先して勉強する。
  3. 先輩から指示されたことを出来るようにしておく。
  4. 急変が起きたら、どう動くかを決めておく。
  5. その日のうちに「振り返り」をする。

それぞれについて解説します。

①急変対応の流れを知っておく

1年目ナース

急変が起きた時、何をすればいいのか分からなくなります…

急変を乗り切ることができない一番の原因は、

「何をすればいいか分からず、動けない」こと。

この悩みを解消するためには、

急変対応の流れ(アルゴリズム)を知ることが効果的です。

たぐもち

急変対応の流れ(アルゴリズム)さえ知っておけば、

「急変時にどう動けばいいか分かる」

ので、うまく急変を乗り切ることができますよ。

1年目ナース

急変対応って決まった流れがあるんですね…!

実は、急変対応には軸となる流れ(アルゴリズム)が存在しています。

画像引用:2020 アメリカ心臓協会(American Heart Association)CPR および ECC のガイドライン

外から見ると気付きにくいかもしれませんが、

先輩たちは「臨機応変に動いている」というより、実際はこの「アルゴリズム」に沿って動いているだけなんです。

たぐもち

軸となる流れ「アルゴリズム」があるからこそ、先輩たちもスムーズに動くことができます。

急変時の流れ(アルゴリズム)を知っておくメリット

今から何が起こるか予測できるため、自分が「今」やるべき事が分かる

アルゴリズムを知れば、
今やるべきことがわかるので、

急変時にも迷いなく動けるようになりますよ。

1年目ナース

流れがわかれば、パニックにならないですね!

まずはアルゴリズムをしっかり見てみます。

しかし、アルゴリズムって画像で見ても分かりにくいです。

そのため、1年目さんにも分かりやすいように簡単にまとめると、

・BLS【一次救命処置】

  1. 発見
  2. 人を呼ぶ(緊急コール)
  3. 胸骨圧迫
  4. 人工呼吸
    (バックバルブマスクでの換気)
  5. AED

・ACLS【二次救命処置】

  1. 気管挿管/除細動/血管収縮薬投与
  2. 自己心拍再開

となります。

たぐもち

簡単でも良いので、流れさえ頭にいれておけば、当日困ることはありません。

とはいえ、

1年目ナース

流れは理解したけど…

実際の急変時に思い出せる自信がないなぁ…

と感じる方も多いはず。

そう感じる1年目さんのために、

急変時に思い浮かべてほしい流れを最小限でまとめました。

  1. 発見
  2. 人を呼ぶ(充分な人の確保)
  3. 胸骨圧迫をする(循環のサポート)
  4. 人工呼吸をする(呼吸のサポート)
  5. その他の処置が始まる

これだけに絞ってもらって大丈夫です!

理由としては、

充分な人の確保循環・呼吸のサポートが急変時対応の軸であり、

この2つが出来ていれば、最低限安心できるからです。

たぐもち

急変に遭遇して焦る中、全体の流れをハッキリと思い浮かべるのは難しいです。

今は、最低限の流れだけでも思い出せるように準備しておけば充分ですよ。

そのため新人看護師の間は、

「充分に人がいて、胸骨圧迫と人工呼吸ができていればOK。あとは、流れでいろいろな処置があるんだな~」

くらいに思ってもらってOKです!

1年目ナース

これだけなら急変時にも思い出せそう!

②発見時の対応を優先して勉強する

急変をうまく乗り切るために、
次に優先したいのは、

発見時の対応を勉強しておくことです。

なぜなら、

発見時は自分1人しかいない可能性が高い

から。

たぐもち

その場にいるのは自分だけ。先輩に頼ることができません。

つまり、応援がくるまでの間は「あなた」に責任がのしかかります。

1年目ナース

そんなの困ります…

自分1人で対応なんてできないですよ…

しかし病棟で働く限りは、自分が発見者になる可能性は高いです。

「発見時の対応が遅れて、助けられなかった…」

と、後悔しないためにも、

発見時の対応は優先して勉強しておきましょう。

たぐもち

逆に言えば、

発見時の対応さえできれば、あとは応援がくるから安心できますよ!

1年目ナース

そう思えば、まだ頑張れるかも…

さっそく取り掛かりたいので、
「発見時の対応」について教えてください。

【新人看護師向け】発見時の対応

たぐもち

ここからは新人看護師さん向けに、発見時の対応について分かりやすく解説しますね。

発見時の対応は大きく分けると以下の3つになります。

  1. 倒れている患者のそばに行き、反応を確認する
  2. 応援要請をする
  3. 呼吸と脈拍の確認をする

それぞれについて解説します。

STEP①:反応の確認

まず、倒れている患者を発見したらそばにいきます。
そして、患者の反応があるか確認してください。

患者の反応を確認する方法

両肩を叩いて大きな声で数回呼びかける。
(片麻痺や難聴がある可能性があるため)

STEP②:応援要請

患者の反応がなければ、ナースコールや大きな声でスタッフを集め、

  1. エマージェンシーコール
  2. AED or 除細動器
  3. 救急カート

をもってくるように依頼します。

応援要請のポイント

誰に何を伝えているのかが分かるように、
指をさして、具体的に頼みたいことを伝えましょう。

STEP③:呼吸と脈拍の確認

応援要請をしたら、すぐに呼吸と脈拍の確認を行います。

呼吸と脈拍の確認方法

10秒以内で頸部~胸腹部の動きを見て呼吸の有無を確認します。
(目で見るだけでOKです!)

それと同時に、頸動脈に触れて脈拍の確認を行います。

その結果、

【正常な呼吸がなく、脈拍も触知できない or 判断に迷う】

場合は心停止と判断し、すぐに胸骨圧迫・人工呼吸を始めてください。

始めはうまくいかないことも多いです。

しかし実力をつけるためには、やるしかない。

うまく対応できずに後悔しないためにも、しっかりと勉強しておきましょう。

たぐもち

どうしても覚えられないなら…

とにかく人を呼ぶ!!

迅速に人を集められれば、なんとかなることも多いです。
(大きな声では言えませんが…)

最低限それだけでもいいので、必ず頭に入れておいてくださいね。

③先輩から指示されたことを出来るようにしておく

新人看護師が急変を乗り切るためには、

先輩から指示されたことを出来るようにしておく

ことが、何よりも重要です。

なぜなら新人のうちは、

自分で考えて的確に動くのが難しいから。

先輩から指示されたことは、必ず出来るようにしておくのが無難です。(指示どおりに動けないと本当に困るので…)

1年目ナース

でも、当日にならないと何を指示されるか分かりませんよね。

いまから準備できるものですか…?

結論としては、準備できます。

なぜなら、

急変時に新人看護師が頼まれやすいことは決まっているから。

たぐもち

実は、ほとんどの先輩は「新人でもできること」だけを厳選して、指示を出しています。

新人看護師が急変時に頼まれやすいこと
  • 物品・救急カートを持ってくる
  • 環境整備
    (酸素・吸引などを設置する)
  • モニター類の装着
    (心電図・SpO2モニター)
  • 急変対応の記録
  • 外回り(急変対応している看護師の業務を代わりに行う)

新人看護師が急変時に頼まれやすいことは、上記の通り。

これらは急変対応の経験がなくてもできる上に、してもらえると非常に助かる項目になっています。

そのため上記の役割だけは、優先してこなせるようにしておきましょう。

たぐもち

むしろ先輩からの指示を待たなくてもOKです。

上記の内容を覚えておくだけで、簡単に役割を見つけることができますよ。

④急変が起きたら、どう動くかを決めておく。

急変をうまく乗り切るためには、

急変が起きたら、どう動くかを決めておく。

ことが、とても大切。

なぜなら、あらかじめ自分の動きを決めておくだけで、焦ることなく正しい動きができるから。

1年目ナース

急変時に焦らなくて済むのは、本当に魅力的ですね。

すぐに正しい動きができるから、
「何もできなかった…」と後悔することも無くなりそうです!

急変に慣れていない1年目さんでも簡単に実践できます。

うまく動けない自分を嫌いにならないためにも、

あらかじめどう動くかをしっかり決めておきましょう。

たぐもち

僕はこの方法を実践してから、急変対応への苦手意識が減りました。

僕が実際に考えていた【急変が起きた時の動き】は、以下の通りです。

急変が起きたらこう動く!

エマージェンシーコールが鳴ったら…

  1. 一目散に救急カートを取りに行く!
  2. 先輩に、足りない物品はないか確認する。

僕のように、はじめは簡単な動きにするのがおすすめです。

急変に慣れてきたら、動き方のバリエーションを増やしていきましょう。

たぐもち

自分で決めたことを1つでも出来ると自信につながります。まずは、達成できる目標を考えてみましょう。

⑤その日のうちに「振り返り」をする。

これから起こる数々の急変を乗り切るためには、実力をつけることが必須。

そのために必要となるのが、振り返りです。

具体的には、

  • 今日できなかった所はどこなのか
  • 次できるようになるためには何が必要なのか

を、その日の内に考えましょう。

たぐもち

自分で振り返るのが難しいなら、先輩に振り返りをお願いしてもOKです。

むしろ先輩を巻き込む方が、深い学びになりますよ。

多くの1年目さんに急変対応を教える中で感じたのは、

「振り返り」をしている人は実力が伸びやすい。ということ。

いち早く「急変を乗り切る力」を身につけるためにも、その日のうちに必ず「振り返り」をしてください。

たぐもち

1つの学びでも大丈夫です!

しっかりと「振り返り」を行い、次の急変時にできることを増やしていきましょう!

まとめ:新人看護師でも急変を乗り切れる

ここまで、

新人看護師が急変を乗り切るための5つのポイントを解説してきました。

もう1度振り返るとこんな感じです。

  1. 急変対応の流れを知っておく。
  2. 発見時の対応を優先して勉強する。
  3. 先輩から指示されたことを出来るようにしておく。
  4. 急変が起きたら、どう動くかを決めておく。
  5. その日のうちに「振り返り」をする。

急変対応が苦手な1年目さんは、
1つだけでも良いので、実践してください。

きっと、
急変を乗り切るための助けになると思います。

病棟で働く以上、急変対応から逃れることはできません。

どうせ逃げられないなら…

「絶対にできるようになる!」

という、前向きな気持ちで頑張ることをおすすめします。

その方が、絶対に早く成長するので!

1年目ナース

急変対応ができないのは、みんな同じ!

私と一緒にがんばりましょう!

この記事が、急変対応に悩む1年目さんの助けになれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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