- 本当に休職しても大丈夫かな…
- 休職したら、何に困るのかな?
- 休職して後悔しないかな?
みたいに、二の足を踏んで、
なかなか休職する決断が出来ない1年目さんは多いです。
本当は早く休みたいのに勇気がでない…
そこで本記事では、
休職した1年目さんがどんなことに悩むのか。
と、その解決策。
について解説します。
休職中に生じるリアルな悩み(デメリット)を知った上で、
「それでも休職したい!」と思えたあなたは…
きっと後悔することなく休職できますよ。
休職への不安を解消し、決意を固めよう!
もしあなたが「休職してみる…!」と決意できたなら、下記の記事を読んでみてください。
看護師1年目が最低限知っておくべき「休職」の基礎知識を解説しています。
看護師1年目が休職中に感じる7つの不安とその解決策。
看護師1年目が休職中に感じる7つの不安は、以下の通りです。
- 看護技術や知識が退化することへの不安
- 職場での評価や信頼を失うことへの不安
- 金銭的な不安
- 理想の姿からかけ離れる不安
- 休職を取得したことへの不安
- 仕事復帰への不安
- 家族や友人との関係の不安
それぞれの詳細と、解決策を解説します。
①看護技術や知識が退化することへの不安
休職して「看護」から離れることで、
“看護技術や知識を忘れてしまうかもしれない…”
という不安と戦うことになります。
もう復帰できないのかな…?
同期にどんどん置いていかれるかも…
みたいに、焦ることも多いです。
★解決策
休職中でも看護技術や知識はキープできます。
入職してから作成した勉強ノートや参考書を活用し、自己学習を行いましょう。
また、同期に日々の業務内容を共有してもらうことで、
「現場でのリアルな動き方」を忘れずに済みますよ。
LINEで「今日、何した?」と聞けばOKです!
例:同期に業務内容を共有してもらう場面
今日、何した?
今日は、抗がん剤の投与をしたよ。
どういう手順だった?
- 抗がん剤が投与できる状態かアセスメントする。
- 医師にルートキープを依頼する。
- ガウン・ゴーグル・手袋をして投与開始する…
みたいな手順だったよ!
これだけで完璧!とはいかないですが…
実践しておいて損はありませんよ!
②職場での評価や信頼を失うことへの不安
休職したことに負い目を感じる1年目さんは多いです。
そのため、
あの子はダメな子だ。
教えても無駄。
みたいに責められるのではないかと、
不安になってしまいます。
特に1年目さんは「見離されること」への不安が強いので、
「評価や信頼を失う恐怖」はとても大きいです。
★解決策
休職前に上司や同僚と信頼関係を築いておくことが大切です。
そうすることで、
- 楽をしたくて休職した。
のではなく、
- また頑張るために休職した。
ことを理解してもらえて、
評価や信頼を失うことを避けられます。
それに加えて、
復帰後に積極的にコミュニケーションを取り、
仕事に対する熱意や意欲を示すことができれば、
「認めてくれる人」もたくさん増えるでしょう。
③金銭的な不安
休職中は、
給料が減る or 給料がもらえないので、
金銭的な不安を感じることが多いです。
特に1年目さんは、
- 貯金が少ない
- 奨学金の返済に追われている
人が多いため、不安が強くなる傾向にあります。
お金がきついから、休職するのをためらうよ…
★解決策
休職中に職場から給料が出ない場合は、
傷病手当を利用しましょう。
★傷病手当とは、
健康保険組合からもらえる「仕事を休んだときの補償金」です。
支給条件は以下の4つ。
- 病気や怪我で療養している
- 仕事に就けない
- 4日以上仕事を休んでいる
- 休職中に給料の支払いがない
給料のおよそ3分の2程度の金額が支給されますよ!
※さらに詳しく知りたい方は、全国健康保険協会のHPを参照してください。
また、
- 休職前に貯金をする。
- 実家に帰って出費を抑える。
など、ある程度の準備を行っておくのも大切です。
④理想の姿からかけ離れる不安
当たり前ですが、休職中は看護師としての経験を積めません。
そのため、
できるナースになって、たくさんの患者さんを救いたい!
みたいな”自分の描く理想のナース像”から
どんどん遠ざかり、不安を感じる人が多いです。
特に「看護師である自分」に誇りを持っている人ほど、その傾向が強いです。
★解決策
休職は逃げるために休むもの
ではなく、
また頑張るために休むもの。
この事実を深く心に刻んでください。
そうすることで、
休職は挫折
ではなく、
理想に近づくための戦略的な休息
ということが理解できると思います。
常に全力で突き進むだけが、正解じゃないと思います。
休むからこそ得られることも多いですからね!
⑤休職を取得したことへの不安
休職中は、余計なことを考えてしまいがち。
- なんで頑張れなかったのか…
- もっと出来たかもしれない…
- 本当に休職して良かったのかな…
みたいに、
“休職した自分”を責め続けて、
心が休まらない人も多いです。
★解決策
【休職した自分を責める必要はない】
ということを理解しましょう。
休職中にやるべきなのは「しっかり休む」こと。
休職をうまく利用し、
体調を回復させることができれば、
「休職して本当に良かった!」
とちゃんと思えますからね。
休職して体調が回復するまでは、以下の通りに過ごすのがおすすめです。
- まずは”しっかり”休む!
- 通院・服薬をやめない。
- リラックスできる方法を探す。
- 旅行に行く。
- 規則正しい生活を送る。
- 軽い運動をして体力をキープする。
- 趣味に没頭する。
- 先輩から言われて傷ついたことを思い出さない。
- 休職してすぐに転職や退職の決断をしない。
これらを実践すれば、
余計なことを考えずに、しっかり休めますよ。
詳しい内容を知りたい方は、下記の記事を読んでくださいね。
⑥仕事復帰への不安
休職して体調が回復してきたら、
- 今後どうしよう…
- 復帰?転職?部署異動…?
- 何が正解か分からない…
みたいに、
仕事復帰に関する不安も出てきます。
【今後の方針】は、人生を左右する大きな決断になることが多いため、
悩んで悩んで結論が出せずに、
つらくなる人も多いです。
★解決策
休職後の方針(仕事復帰)については、
以下の画像の通りに考えることが大切です。
これを実践するだけで、
本当に納得して「休職明けの道」を選ぶことができますよ。
“後悔しない仕事復帰の考え方”について詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでくださいね。
⑦家族や友人との関係の不安
看護師1年目が休職する理由は、
- 仕事のストレスやプレッシャー
- 体調不良
- 家庭の事情
などさまざまです。
しかし、家族や友人は看護師の仕事や職場の状況が理解できません。
そのため、休職理由を
- 分かってもらえない
- 誤解される
ことも多いです。
それが原因で、家族や友人との関係が崩れて、
「誰も理解してくれない不安」と戦うことになります。
★解決策
家族や友人と積極的にコミュニケーションをとりましょう。
自分の休職理由や状況をしっかりと説明し、
理解してもらうことが大切です。
しっかりと話さないと伝わらないことも多いですからね。
また、療養に専念して心の余裕を持つことも重要です。
心に余裕があれば、家族や友人から思いがけず発せられた「心無い言葉」も、うまく受け流すことができるでしょう。
まとめ:「休職したい!」と思えたなら大丈夫。
ここまで、
看護師1年目が休職中に感じる7つの不安とその解決策
について解説してきました。
- 看護技術や知識が退化することへの不安
- 職場での評価や信頼を失うことへの不安
- 金銭的な不安
- 理想の姿からかけ離れる不安
- 休職を取得したことへの不安
- 仕事復帰への不安
- 家族や友人との関係の不安
これらの不安(デメリット)を知っても、
「休職したい!」と思えたなら…
絶対にあなたは大丈夫。
きっと
「休職して良かった!」
と思えますからね。
自分を守るためにも「思い切って」休職してみよう!
この記事が、うまく休職を決断できない1年目さんの助けになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最後に:休職するかをどうしても決められない人へ。
休職することに抵抗があり、
うまく決断できない場合は、
休職を考えるための「連休」をとることをおすすめします。
そうすれば、
自分と向き合う時間がしっかり確保できるので、
ちゃんと”納得して”休職することができますよ。
もしあなたが「休職してみる…!」と決意できたなら、下記の記事を読んでみてください。
看護師1年目が最低限知っておくべき「休職」の基礎知識を解説しています。