1年目のお悩み解決

人生最悪の1年間。身を焼かれる日々。人生のどん底から夢を見つけた話をする。

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  • 逃げ出したい。だけど逃げ出す勇気もない。僕は本当に弱い…。
  • 先輩の顔色が全て…
    僕に意思なんてない。
  • 「たくさんの子供を救いたい。」僕はそんな夢を持つ権利すらない価値のない人間だ。

…僕の看護師1年目。自分に価値を見出せない&自分が大嫌いな1年間でした。

こんにちは。自称、看護師1年目さん応援ブロガーことたぐもちです。

1年目さん大好きです。

今回は「看護師1年目の歩き方」の運営者であるわたくし「たぐもち」の1年目を振り返りつつ、

ブログを始めたきっかけ1年目さんを応援するようになった経緯などについて書いてみたいと思います。

(正直自分の1年目を振り返るのはとっても辛いです…。苦しいです。)

しかし、毎日頑張る1年目さんをTwitter上で見るたびに「何か力になりたい」と思うので、自分の1年目の話を暴露するのも良いんじゃないかと考え記事にしてみました。

おもしろい話はないかもしれません。

だけど、僕みたいな「1度夢をなくした」人間でも看護師を続けられるから、

みんななら絶対に大丈夫。って伝えたいです…。

もしよかったら読んでいただけると嬉しいです。

たぐもち

看護師になったきっかけからお話しさせてもらいます。かなり長くなるので、興味がある方だけお付き合いください…!

読み終えるのに15分くらいかかるかもです。泣

たぐもちってどんな人?

始めに軽く自己紹介しますね。

たぐもち

たぐもちと申します。

29歳。8年目の現役看護師です。

新卒で小児専門病院に入職し3年間働いたのち、

急性期病院(2次救急)に勤めて5年目に突入しました。

現在はありがたいことに師長代理、病棟リーダー、院内ICLSリーダーを務めさせていただいてます。

性格
基本前向き。挑戦が好きです。
だけど上手くいかない時はとことんネガティブになります。
好きなこと
キャンプ、動画視聴(Youtube)、勉強が好きです。
苦手なこと
人前で話すこと、片付け・整理整頓が苦手です。

皆さんどうぞよろしくお願いいたします。

看護師を志したのは高校生2年生

看護師を志したのは、高校2年生の時でした。

看護師になると決めた理由は、国公立大学に行きたかったから

たぐもち

当時、通える範囲の国公立大学が「看護大学」くらいしかなかったんですよ。

よくある「親が看護師だから」とか「過去に入院した時に看護師さんに救われたから」という前向きな理由ではないです。

ただ、国公立大学に行きたかったから。それだけなんですよね。

一応、一般病院が開催する「看護師1日体験」には参加しました!

というのも、看護師の仕事なんて全く知らないし、男性看護師が少ないことも予測がついたので「体験してみて楽しくないなら、きっと続かないな。」と思ったからです。

結論、看護師体験に参加したのは正解でした。

当時、患者さんの清拭を体験させてもらったのですが、

その患者さんから「ありがとう。」と言われ、

まぁ看護師も悪くないなって思えたからです。

僕が看護師を目指したのはその程度の理由です。

看護大学では、それなりに楽しい大学生活を送っていた

大学はまぁ、それなりに楽しかったです。

実習も課題も死ぬほど辛かったし、「なんで看護師を選んでしまったのか…」と後悔することもありましたけど、

とにかく友人との関係が良好だったんですよ。

夏休みにはキャンプに行ったり、居酒屋で愚痴を吐きまくったり、時には授業をさぼってカラオケにもいきました。

それに昔からずっと憧れていたバンド活動なんかもして、

他大学の学生さんと交流したり、それなりに充実した毎日を過ごしていました。

そんな生活を送りながら、ただなんとなく看護師を目指していたって感じですね。

(給料が良いって聞くし将来的にも困らないだろう。とりあえずこのまま看護師目指すか!的な!)

楽しい日々が崩れた「大事件」

大学生活中。とある大事件が起こりました。

俗に言う「浮気された。」ってやつですね。

僕の友人と彼女が浮気してたんですよ…、同じ大学内です。

それはもうショックが大きくて、恋愛体質の僕はとことん病みました。

(頭を金づちで殴られるような衝撃。もう2度と経験したくないです…笑)

それが理由で、僕は見事に

人間不信

になりました。

どんな人の言葉も信じられない。みんなが嘘つきに見える。

…気づいた時には、人との関わりを避ける毎日でしたね。

心から看護師を目指したきっかけは「幼稚園実習」

人間不信で無気力な毎日。

だけど残酷にも実習はやってきます。

「あぁ。実習なんてしてる暇ないよ…」

なんて思いながらも、まじめに実習には行ってました。

そして転機はやってきます。幼稚園実習です。

その日も変わらず無気力で、重い腰を上げて幼稚園実習に向かったんですよね。

看護師に幼稚園実習なんているのか?なんて思いながら、淡々と実習に取り組んでいたわけです。

そんな時に4歳の女の子が僕の近くに駆け寄ってきました。目がぱっちりで、クマのワッペンをつけた女の子。

そして僕と僕の隣に立つ友人(男性)を交互にみて、こう言うんです。

「お兄ちゃん(たぐもち)よりこっちのお兄ちゃん(友人)の方がかっこいいな!!」

ってね。それも満面の笑みで…!

僕は感動しました。まさにその言葉に救われました。

え、感動?救われた?意味わかんないですよね。

だけど人間不信で誰も信じられない僕にとって、そんな「正直な言葉」はどんな言葉よりも嬉しいものだったんです。

こんな僕にも嘘をつかずに接してくれる人がいる…

傷つくことを言われたはずなのに、とっても暖かい気持ちになりました。

子供の正直さに救われた。

だから看護師になって、「たくさんの子供を救いたい。」って思いました。

この瞬間から「本気」で看護師になろう!!って決意したんです。

本気で看護師になりたい。ストイックな日々。

本気で看護師になりたいと思った僕の生活は一変。

それなりに頑張る生活から、ストイックな生活を送るようになりました。

バンド活動を辞め、遊びの時間も削り、これでもかと言うほどに勉強に打ち込む毎日です。

マッチョな男が「筋肉は裏切らない!パワー!」と言うように、

たぐもちは「勉強は裏切らない!ジャスティス!」と心から信じておりました。

当時の勉強スケジュール
4時に起床して勉強。
通学時間も勉強。
昼休憩は図書室で勉強。
大学が終わればカフェで勉強。
寝る直前まで勉強。

すきま時間があれば1ページでも良いから参考書を読む。

毎日こんな生活を送っていました。

当時の座右の銘は「無知は罪。」

知識がないのは自分の努力が足りないからで、それは「罪」だと思ってました。

1ページでも多く参考書を読む!!

なぜならその「1ページ」で学んだことが、将来子供の命を左右する知識になるかもしれないから!!

…今思えば追い込みすぎ。だけど当時は「勉強」が「正義」だったんですよね。

努力の甲斐もあり、僕は大学を首席で卒業しました。

そして、小児専門病院への入職も決まり、

やっと子供のために働ける…!!

って、夢と希望に溢れていましたね。

乳幼児病棟に配属決定!

入職直前の僕の心はキラキラわくわく。

絶対にたくさんの子供を救うんだ!という強い意思がありました。

「将来的には全国の幼稚園をめぐって手洗いの講演とかしたいなぁ~」

なんて夢を見ながら、満を持して入職しました。

配属先は、乳幼児病棟に決定。

主に0~3歳までの子供が入院している神経・消化器内科の病棟でした。

初めての病棟あいさつ。

子供はとっても可愛いし、先輩達の看護する姿がかっこよく見えた僕は、

「こんな素敵な場所で働けるなんて最高だ…!」

と感無量で看護師生活をスタートさせたのです。

…人生最悪の1年間になるとも知らずに。

同期は4人。平穏な毎日。

僕は4人の同期(全て女性)とともに看護師生活をスタートさせました。

4人とも子供が大好きで努力も怠らない。

僕はそんな同期が大好きでした。

勤務が終われば、一緒に勉強したり飲み会に行ったりしました。

「このまま夢に向かって一直線だな。」

なんて思いながら、入職してからの数日間は楽しく看護に打ち込んでいました。

…だけど、そんな平穏な毎日は続かない。

最悪な日々はすぐにやってきました。

きっかけは軟膏の塗り忘れ。平穏な毎日は終了

緊張や不安もありながら、病棟で働き1週間が経過。

かわいい子供に囲まれて、すごく楽しい毎日でした。

そんなある日。

患者さんに軟膏を塗り忘れてしまいました。

(初めての処置が重なり、すっかり頭から抜けていたんですよね。)

それに気づいた4年目の先輩Aさんは僕に言いました。

「こっちきて。」と…

言われるがまま、ナースステーションのど真ん中に立った僕。

それを確認したAさんは、自信満々の顔で口を開きました。

「軟膏塗り忘れるって何?!アホでも軟膏くらい塗れるのに!!

待って、そんなこともできやんのに看護師してるの?!

この子軟膏もぬれないみたいですよ~!!」

ってね。

その声を合図に5年目の先輩が近づいてきます。にやにやとした顔で。

ちょうど僕の正面にたったタイミングで言うわけです、

「あんたがきっちり仕事しやんから、こっちは確認作業せなあかんねん!

ほんまに腹立つわ!!ちゃんと仕事もできやんお荷物!」

…その瞬間、僕の頭は真っ白になりました。

まるで交通事故に巻き込まれたような感覚。突然の出来事で理解が追いつきません。

心がぎゅっと締め付けられて、冷や汗をかき、足が震えました。

そして少しの時間差で、涙が出そうになりました。

(確かに軟膏を塗り忘れた僕が100%悪い…。迷惑をかけてしまった…。)

出来ない自分を責めながら、ただひたすらに

すいませんでした。すいませんでした。

と頭を下げることしかできませんでした。

たぐもち

今思えば異常な怒られ方ですが、当時は「これが普通なんだ。」って思ってましたね…

後々分かったことですが、僕の配属された病棟は「院内最強のいじめ病棟」という名で知れ渡るような場所でした。

離職率は院内トップ!師長も気弱で、だれもいじめについて言及しない。

他の病棟で扱いきれない「お局気質さん」たちが、こぞって集まる病棟だったんです…

そんな場所で「看護師1年目」をスタートさせた僕は、当然のように人生のどん底に転がり落ちていくのでした。

人生最悪の1年間。壮絶な挫折。

看護師1年目。本当に辛かったです。

もちろん楽しい瞬間もありました。だけど、ほとんどの時間は辛いものでした。

ここからは、1年目の僕が抱えた苦悩や辛かったシーンに焦点を当ててお話ししますね。

実力不足。上手くいかない日々。

1年目なので当たり前ですが、当時の僕は実力不足。

なにをやっても上手くいかない自分に毎日悩まされるばかりでした。

アセスメントできない。

急変対応できない。

うまく子どもをあやすこともできない。

母親との関わりも下手。

業務は遅く、残業ばかり。

処置をすれば先生に怒られる。

報告もできない。

勉強しても臨床でうまく活かせない。

数えきれない失敗と、先輩からのきつい指導に何度心が折れたか分かりません…

完全に実力不足

仕事に行くたびに、自分が嫌いになっていくのが手に取るように分かります。

毎日が危機的状況。

同期にも実力差をつけられる。

そんなうまく行かない日々に絶望した僕は、

毎日「辞めたい。逃げ出したい。」と考えるようになりました。

だけど逃げ出す勇気もない。僕は本当に弱い

惨めな自分と向き合うたびに、消えてなくなりたいと強く感じる毎日でした…。

先輩との関係

看護師1年目が人生最悪の1年間になった大きな原因は「先輩との関係」です。

当時僕を一番いじめてきたのは4年目看護師のAさん

Aさんと似ている人を街中で見かけるだけでも、いまだに動悸がします。

まさに「トラウマ」ですよね…

そんな先輩Aさんとの話を少しだけしたいと思います。

失敗すれば吊るし上げ。病棟のサンドバッグの僕。

失敗したら注意を受ける。それは分かります。

だけどAさんは必ず、失敗した僕を「吊るし上げる」のです。

吊るし上げの手順はとっても簡単。

  1. 僕をナースステーションのど真ん中に立たせる。
  2. 周囲に他の先輩や同期がいることを確認する。
  3. 僕がした失敗を大声で発表し叱咤する。

安心・安全の3STEPです。

(何言っているか自分でも分からなくなってきました…泣)

とにかく「周りの目」がある状態で、僕を𠮟りつけるんですよね。

怒られるたびに僕の出来なさが病棟に知れ渡る。

先輩にはもちろん、大好きな同期にまで…。

みんなの前で怒られるのって本当に辛いです。傷つきます。

恥ずかしいし、情けないし、消えてなくなりたい。

はやくこの時間が終わってほしいと思いながら、ただひたすらに耐えることしかできませんでした…

怒られた後も気まずいですよ…?

完全に腫れ物扱い。

僕を助けようもんなら、その人もターゲットにされかねないですからね。

だれも近づいてはくれません。

ただただ、孤独。

怒られた後の悲しさや悔しさを1人で抱えこみながら仕事を続けました…

ほんとうに、ほんとうに辛かったです。

振り返りはペンをカンカン。気分はまるで虫けら。

Aさんとの振り返りは恐怖そのもの。

ドカッと座り、足を組み、必ずペンを持つのです。

「はい、振り返り。」

その1言で振り返りはスタート。

今日気になった所、自分のでき具合、反省点など発表します。

(よくある普通の振り返りです。)

だけどAさんとの振り返りは一味違う。

僕が話している間ずっと、ペンで机をカンカン鳴らすのです。

振り返りが進めば進むほど、不服そうな顔に変わります。

それに伴い「カンカン」という音が大きくなります。速くなります。

まさに恐怖の音。

不安をあおるようなその音に焦り、僕は「トンチンカンな発言」をしてしまうんですよね。

その瞬間Aさんの怒りは大爆発。

僕がいかにできない看護師であるかを、鬼の形相で沢山伝えてくれました。

まるで気分は虫けら。

…自分に価値がない人間だと悟りましたね。

Aさんに怒られないためにはどうすればいいのか

僕の頭にあるのはそれだけ。

先輩の顔色が全て…僕に意思なんてない。

ずっとそう思ってました。

仕事外でも届く、愛のメッセージ。

Aさんの恐怖は病棟内ではとどまりません。

仕事外でも愛のメッセージが届くのです。

AさんからのLINE
・これどうなってるの?
・次分かってなかったら知らんで。ちゃんと勉強してこいよ?
・みんなたぐもちのこと出来てない奴って言ってたで~

休日って何…?

休む暇なんてない。

食事中も、お風呂中も、トイレ中も、

友達と遊んでいたって、

実家に帰って家族と会っていたって、

布団に入っても、

夢の中でも、

ずっとずっと仕事のことが頭を占領するんです。

仕事とプライベートを分けてしっかり休め?

バカ言わないでくださいよ。

そんなことできる訳ないじゃないですか。

…仕事外でも届く愛のメッセージ。

見事に精神が病みました。

体調の悪化

はい、みなさん。

今回は、何もしなくても3ヶ月で7Kgも痩せるダイエット方法を紹介します!!

本当に簡単。たったこれだけ!

病棟に行くだけでOKです!!

ってなわけで、入職して3ヶ月経過した頃には7Kg痩せてました。笑

(いや、全然笑えない…!)

体重の減り具合だけみれば、リアルに羨ましいとかいう声も聞こえてきそうですが、

もれなく、

  • 不眠
  • 食職不振
  • 悪心・嘔吐

の3点セットつきです。

(看護記録でよく書くやつじゃないか…)

まさに病人。心身ともに限界でした。

でも、こんな状態でも辞める勇気はでないんですよね。

当時、憔悴しきった僕の姿を見て退職を勧めてくれる優しい人も沢山いました。

だけど辞められない。

たとえこれほどまでに極限状態になっても、頭に浮かぶのは

できない自分が悪いんだ。

仕事ができる人ならこんなことになっていない。

自分のせいでこうなっているから、自業自得。などなど

自責の念に支配されていました。

(ええい!つべこべ言わずに休め!休め!完全に鬱状態やないかい…!)

今振り返ると休めばいいのにって思うけど、当時は「辞める」なんて選択肢はありませんでした。だって、こわいからね。1年目で辞めるのは。

同期も全滅

この話の怖い所は、こんなに病んでいるのは僕だけじゃないってこと。

僕以外に4人の同期がいるって話がありましたけど、

彼女たちも沢山いじめられてました。

その結果、

  • 入職後1ヶ月で1人目退職
  • 入職後6か月で残りの3人全員退職

て、ことになりました。

半年後に生き残ったのは僕1人だけ。

大好きだった同期はみんな辞めてしまいました。

その時の悲しい気持ちは未だに忘れていません。

みんな辞める時に手紙をくれるんです。

「私は辞めちゃうけど、たぐもちは負けずに頑張って。応援してる」ってね…

どんどん減っていく仲間。本当に心細かった。

でも本当に悲しかったのは、同期が辞める度に芽生える「自分の汚い心」に気付くから…

(同期が辞めたらいじめのターゲットが全部僕に向くじゃないか…!!!

なんて惨めなんでしょう

大好きな同期が辞める度にこんな気持ちを抱く僕…

最低で最悪で自分本位なクソやろうですよ

そもそもなんで看護師を目指した?たくさんの子供を救いたいからじゃないのか?子供の正直さに感動して役に立ちたいって思ったんじゃないのか?子供の笑顔を守るために必死に勉強して、やっとの思いで就職したんじゃないのか?それがなに、いじめられて活躍もせず、先輩の顔色ばかりうかがい、同期が辞めればいじめられる心配をしてる?

こんな人間に看護されたい子供はいるのか?????

「たくさんの子供を救いたい。」

…僕はそんな夢を持つ権利すらない価値のない人間だ。

自分のことがもっと大嫌いになりました。

身を焼かれる日々。完全に僕の心は折れていた。

とにかく、来る日も来る日もいじめに耐える1年間でした。

まるで身を焼かれるような日々。

もちろんいじめにあうのは、僕にも原因があるってのは分かっていたんですが…

(たぶん、イラつきを覚えるくらいに仕事できなかったんだと思います。)

それでも辛いものは辛い。

完全に僕の心は折れていました

「子供を救いたい。」という夢を追う余裕もなく、

ただひたすらに「先輩に怒られない方法」を探す毎日。

…なんのために看護師をしているか分かんないですよね。

だけど当時の僕には、そうすることしかできませんでした。

人生のどん底から救ってくれたのは2年目の先輩M

たぐもち?ちょっと待って?

そんなに辛いのに、なんで看護師続けられたの?

…その答えはシンプルで、こんな僕を支えてくれる先輩がいたからです。

僕の憧れの人。2年目の先輩M

入職後半年。同期がみんな辞めた頃。

2年目の先輩Mさんにご飯に誘われました。

(1人になった僕を心配してくれたんだと思います。)

あまり話したことはなかったけど、優しい人。

目がぱっちりでショートカットの、小柄な女性です。

そんな優しい先輩からの誘いを断るはずもなく、僕はご飯に行くことにしました。

先輩とプライベートで合うなんて初めてなので少し緊張。

だけど、誘ってくれたことが嬉しくて、心は少し踊ってました。

…そして当日。2時間程度の食事会。

Mさんは、ずっとずっと僕の辛い気持ちを傾聴してくれました。

辞めたい。辛い。なんでうまく働けない。僕には価値がない。自分のことが大嫌い。

本当に全て吐き出しました。

話を聞き終えた後、Mさんから1言。

辛かったね。私にできることがあればなんでも協力するから言ってね。

優しい声色で、そう言ってくれました。

…入職して半年。先輩からこんなに優しい言葉をもらったのは初めてで、本当に心から救われました。

(こんな僕にも手を差し伸べてくれる人がいる…)

同期が辞めて、心のよりどころが無くなった僕にとって、

とっても嬉しい言葉。

言うまでもなく、Mさんの存在が「心の支え」になっていくのでした。

Mさんがしてくれたこと

Mさんは僕にたくさんのことをしてくれました。

勉強も教えてくれたし、愚痴も聞いてくれました。

辛い気持ちを話したら優しく励ましてくれました。

一番うれしかったのは、

職場で困った時に必ず助けてくれること

初めての処置に当たりパニックになった時なんかは、

こそっと「手順・注意点」を教えてくれました。

(他の先輩にばれないように、こそっと教えてくれたのが本当に最高でした…!!)

そんなMさんのおかげで、少しずつ仕事にも慣れ、前向きになれました。

1年目の終わり頃には、

「つらい毎日に耐えるだけではだめだ。

つらい毎日から抜け出せるように頑張るぞ!!」

と思えるようになりました。

Mさん大好き。感謝してもしきれないです。

2年目に昇格!!嬉しい!!

Mさんの存在に支えられてからは、比較的安定して頑張れました。

もちろん辛い日々は変わらない。

だけど僕には支えになってくれる人がいる。

…それだけで充分でした。死ぬほど頑張れました。

いじめにも負けませんでした!!

そして晴れて2年目に。

1年目あるある?

2年目になると急に楽になる現象!

実力がつく&先輩からの目が離れることで、かなり負担は軽減しました。

相変わらずいじめ野郎のAさんだけは、執拗に僕をいじめてきましたが…

それでも他の先輩からは少しずつ認められるようになりました。

急に優しくなるやつですね。

(そんな優しくできるなら、はじめから優しくしてくれ…!泣)

夜も寝れる。食事もできる。自宅で吐くこともなくなりました。

体重も7Kgきっちり増えました!笑

そこからは割と順調に進んだ

2年目以降は割と順調でした。

  • 2年目の終わりまで同じ病棟で勤務
  • 結婚
  • 3年目からは自ら希望してICUへ
  • 第一子誕生(超かわいい男の子!)

毎日充実していました。

異動先のICUでは、いろいろ辛いことがありましたが…

それがきっかけで、

もう少し楽に働ける場所を求めて転職することになりました。

それが今の「急性期病院」です。

新しい病院では血液・腫瘍内科に配属されました。

小児看護から離れることになったのは辛かったけど、成人看護もまぁ楽しめてます。

がん看護が自分にあっていたのか、勉強も苦じゃないし、なんならとことん上を目指したい気持ちまで湧いてきました。

必死に努力を続けて今では、

師長代理、病棟リーダー、院内ICLSチームリーダーを務めています。

プライベートも仕事もしっかり楽しめるようになりました!!

新しい夢ができた

どんな看護師になりたい?

そう考える機会がありました。

僕が看護師を目指した理由は「たくさんの子供を救いたい。」から。

その夢を諦めてしまった今、これからの方向性に本当に悩みました。

自分は何のために看護師をしているのか?自分は何がしたいのか?

そう考えていると恩人Mさんのことが頭に浮かぶんですよね。

Mさんの優しい言葉の数々は、いまでも心に残っています。

自分が悩んだ時には「Mさんならどうするか?」と考えています。

要するに、僕はMさんに強烈に憧れているんですよね!!

Mさんみたいな優しい人になりたい!

Mさんのように「1年目さん」を助けてあげる人になりたい!

こう思いました。

だから僕は、管理者を目指します。

師長になって、優しい病棟を作りたい。

そして、

辛い思いを抱えている新人看護師を救いたい!!

…こうして新しい夢ができました。

ブログを始めたきっかけ

実は先日。双子の女の子が生まれました。

(これまたかわいい!しかも2人!最高…!!)

それに伴って育休をとったんですよね。2カ月。

育児は大変だったけど、時間に余裕がありました。

勉強以外で何かできることないかな~。時間あるしな~。

そんな気持ちでネットサーフィンをしていたら「ブログ」と出会ったんですよね。

正直、ビビッと来ました。

あれ?新人さんの力になりたいなら、ブログやればいいのでは?ってね。

文章も苦手、パソコンも苦手。

だけど、自分の考えを多くの人に発信できる!

嫌になったらやめればいいや。とにかくやってみよう!

こんな感じでブログを始めることになりました。

もちろん目的は、1年目さんを応援すること!

僕の発信で多くの1年目さんを支えることができたなら…!

そんな夢と希望を抱きながら、すぐにブログを開設することに決めました。

ブログへの想い

ブログ「看護師1年目の歩き方」は僕の夢そのものです。

憧れのMさんが、1年目の僕を優しく支えてくれたように、

辞めたい。辛い。逃げ出したい。と悩む1年目さんを支えたい

こんな想いでブログを運営しています。

1年目の辛さは自分にしか分からない。

家族にも友人にも理解してもらえない。

そんな辛い気持ちを優しく包みこむようなブログにしたいです。

そのために本当に良い記事を届けたい。

そしてその記事が、

僕と同じように悩む1年目さんを助けてくれる。

折れそうな心を守ってくれる。

つらい時の支えになってくれる。

そんな役割を果たしてくれたら、ほんとうにほんとうに嬉しいな。って思います。

たぐもちは、1年目さんを心から応援しています。

わたくし「たぐもち」は、どんな時でも1年目のみなさんを心から応援しています

有名な言葉を借りるなら、

「健やかなるときも、辞めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、1年目さんを敬い、1年目さんを慰め、1年目さんを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓います。」

(いや、、、重すぎ…?笑)

とにかくです。

僕は、全力で1年目のあなたを応援します!!

だからいつでも相談してください。

どんな些細な悩みでも構いません。

どんな重い悩みでも構いません。

とにかくなんでも相談してください。

もちろん、僕の実力ではすべての悩みを解決することはできません。

だけど、解決するかもしれません。

どんな時でも支えになれる存在になりたい。

僕はその一心で、全力で力になりたいと思います。

僕が、ブログやTwitterを通して伝えたいのは、

みんなら絶対に大丈夫!!ってこと。

この想いがみんなに届けられるように、これからも活動を続けます。

…全国の1年目の皆様。

そして、このつたない文章を最後まで読み切ってくださった

優しいあなた。

あなたにとって「看護師1年目」が最高の1年間になることを祈っています。

最後までお付き合いくださり、ほんとうにほんとうにありがとうございました…!!

「看護師1年目の歩き方」を少しだけ宣伝。

当ブログ「看護師1年目の歩き方」では、

1年目の時によく遭遇する困りやすい場面をピックアップして記事を書いています。

まだまだ記事数は少ないですが、

これからもどんどん増やしていく予定です!

こんな記事を書いてほしい。こんな悩みがあって困っている。

リクエストなども受けつけているので、よければTwitterからDMしてくださいね。

  • Twitter:たぐもち@現役看護師ブロガー(@tagumochiblog

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よければ、ぜひ読んでみてください。

…それでは本当に最後です。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!!

たぐもち

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