1年目の休職

【もう限界。】看護師1年目が最低限知っておくべき「休職」の基礎知識。

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  • もう限界。
  • だけど辞める勇気がない。
  • でも転職も怖い。

と、感じた時に頭によぎるのが「休職」

しかし、

  • どうすれば休職できるの…?
  • どれくらいの期間、休めるの…?
  • 休職中に給料は出るの…?

みたいに、不安が尽きませんよね。

そこで本記事では、

「休職したい」と考える1年目さんが、最低限知っておくべき基礎知識。

について解説します。

【この記事でわかること】

  • 休職とは何か。
  • 休職の申請方法と手続き。
  • 休職する前に”必ず”確認しておくべきこと。

わかりやすく、噛み砕いて解説するので、

ぜひ最後までお付き合いくださいね。

休むこと自体に「罪悪感」を感じる方は、下記の記事も読んでみてください。

【看護師1年目さんへ】仕事に行きたくないなら休んでもいい理由。 「明日も仕事嫌だな〜」レベルではなく、 仕事がずっと頭から離れずつらい… 動悸と吐き気が止まらない… 朝がくるの...

「もう限界、だけど辞める勇気も出ない…」毎晩心が揺れて、今この瞬間も苦しむ1年目さんへ。

もしあなたが「もう少しだけ看護師のまま頑張りたい…」と考えているなら、こちらの記事も参考にしてみてください。

【看護師1年目さんへ】「つらい。辞めたい。しんどい。」と思うなら、今すぐしておくべきたった1つのこと 仕事にいきたくない。 動悸と吐き気が止まらない。 辛い。辞めたい。しんどい。 できない自分に悲しくなる。 ...

「もう消えてしまいたい…」と毎晩泣いていた僕が、たった1分で前向きになれた「心を軽くする方法を紹介しています。

休職とは?

1年目ナース

休職したいと思うけど…
実はあまり「休職」について知らない。

こう考える1年目さんのために、

まずは「休職制度」について簡単に解説していきます。

休職とは

休職とは、

職場に籍を残したまま、自己都合によって取得する長期休暇のことです。

「休職制度」の設置は、義務ではありません。

そのため、

「休職制度」があるのか・ないのかは、職場によって違います。

たぐもち

全ての病院で休職できる訳ではないから注意が必要です!

※休職制度の有無については、自分が勤める職場の「就業規則」を確認する必要があります。

看護師の休職理由でもっとも多いのは「メンタルヘルスの不調」

看護師の休職理由でもっとも多いのは、

うつや適応障害などの「メンタルヘルスの不調」です。(休職者全体の36.8%:2015年 病院看護実態調査より)

そのほかの理由としては、

病気やケガでの長期療養などが挙げられます。

どういう時に休職を考える?

精神的につらい。

だけど、退職・転職する勇気が出ない。

こんな状況に置かれた時に、

退職や転職を保留しつつ、

一旦休む目的で使われることが多いです。

そのため、休職中に

  • 復帰するのか
  • 退職するのか
  • 転職するのか

をじっくり考えることになります。

たぐもち

もちろん休職の一番の目的は「しっかり休むこと」ですよ!

しかし現実的には、「本当に休職してもいいの…?」と悩んでしまい、なかなか休む勇気を持てない1年目さんも多いです。

もしあなたが休職に対して抵抗があるなら、下記の記事を読んでみてください。

看護師1年目が休職中に感じる7つの不安と、その解決策。 本当に休職しても大丈夫かな… 休職したら、何に困るのかな? 休職して後悔しないかな? みたいに、二の足を踏ん...

実際に休職したときに「何が不安要素になるのか」について、解説しています。

休職申請の流れや、必要な手続きは?

ここからは、

休職申請の流れや、必要な手続きについて解説します。

全部で4STEP必要になりますよ。

STEP1:休職制度の有無を確認する

まずは、

あなたが勤める病院に

「休職制度」があるのか・ないのか

を確認しましょう。

「休職」は法律により設けられている制度ではありません。

そのため、「休職制度」があるのか・ないのかは、職場によって違います。

休職制度があるのか・ないのかは、
あなたの病院の「就業規則を見れば分かります。

たぐもち

ちゃんと「休職制度」があることを確認できたら、次のSTEPに進みましょう。

STEP2:休職が認められる条件を確認する

たとえ休職制度があっても…

条件を満たさなければ、「休職」は認められません。

そのため就業規則から

  • どんな病気やケガの時に休職できるのか。

などの「休職が認められる条件」を必ず確認しておきましょう。

たぐもち

条件に当てはまっているならば、休職が認められる可能性が高いです。

STEP3:医師の診断書をもらう

休職を認めてもらうためには医師の診断書が必要になるケースが多いです。
(というか、ほとんどです。)

そのため、

  • 就業できない理由
  • 休職の見込み期間

が記載された診断書を、必ず準備しておきましょう。

たぐもち

心療内科に受診した時に、主治医に依頼すればOKですよ。

STEP4:休職を申し出る

  1. 休職制度がある。
  2. 休職の条件に自分が当てはまる。
  3. 医師の診断書を手に入れた。

これで準備OKです。

あとは上司に「休職したい」と伝えれば、

晴れて「休職」となります。

休職の希望は、師長に申し出るのが一般的です。

たぐもち

何らかの理由で師長に言いづらい場合は、看護部長や人事課などに相談してもOKですよ。

※師長によっては、なかなか休職を認めてくれない時もあります…

そんな時には、

  • 「診断書」を見せながら話す

のが効果的。話がスムーズに進みやすいですよ。

なお、休職意思を上手く伝える自信がない場合は、下記の記事を参考にしてみてください。

【自信がなくても安心】休職意思を上手く伝えるための5つのポイント 休職意思を上手く伝える自信がない。 そもそも誰に何を言えばいいのかも分からない… こんな悩みを抱えていませんか…?...

どれだけ自信がなくても休職意思がバッチリ伝わる「5つの方法」を紹介しています!

休職前に”必ず”確認しておくべきこと

休職を決断する前に、

“必ず”確認しておくべきことが3つあります。

  1. 休職期間
  2. 休職中の給料
  3. 休職中の連絡方法

それぞれについて解説します。

たぐもち

この3つさえ確認しておけば、安心して休職できますよ!

休職前に必ず確認しておくべきこと①:休職期間

施設によって休職の限度期間は違います。

たぐもち

3ヶ月までの病院もあれば、2年取れる病院もあります。

そのため自分の勤める病院では、

「どれくらいの期間が、休職として認められるのか」

について必ず確認しておきましょう。
(※就業規則に書かれています。)

1年目ナース

限度期間にバラつきがあると分かったけど…

実際は、みんなどのくらい休んでるの?

休む期間は人によってバラバラですが…

一般的には、

2〜3ヶ月の休職をもらう人が多いです。

診断書に「1〜2ヶ月の休職」と仮に記載してもらい、その後は必要に応じて延長するのが一般的な流れですよ。

休職前に必ず確認しておくべきこと②:休職中の給料

休職中に給料が出るか・出ないか

は、施設によって違います。

就業規則に書かれているので、必ず確認しておきましょう。

ちなみに、休職中に給料が出る施設では、

給料の3分の2程度の金額が支給されることが多いです。

1年目ナース

意外ともらえるんですね…!

だけど、もし全くもらえない場合はどうすればいいの?!

休職中に給料が出ない時には、

傷病手当を申請すれば安心ですよ。

傷病手当とは、

健康保険組合からもらえる「​​仕事を休んだときの補償金」です。

支給条件は以下の4つ。

  1. 病気や怪我で療養している
  2. 仕事に就けない
  3. 4日以上仕事を休んでいる
  4. 休職中に給料の支払いがない

給料のおよそ3分の2程度の金額が支給されますよ!

※さらに詳しく知りたい方は、全国健康保険協会のHPを参照してください。

休職前に必ず確認しておくべきこと③:勤め先との連絡方法

休職中も職場との連絡は必要になります。
(病院側が休職者の状況を把握するため)

そのため、

前もって休職中の連絡方法を決めておきましょう。

たぐもち

電話でもメールでもOKですよ。

休職中の連絡方法を決める時に、

  • 連絡の窓口は誰になる?
  • 連絡が必要な事項・タイミングは?
  • 職場から連絡が来ることはある?

これらについても確認しておけば安心です。

連絡の頻度やタイミングを前もって把握できるので、気持ちが少し楽になりますよ。

他に気になることがあるなら、とにかく「就業規則」を確認!

「就業規則」には、
他にこんなことが書いてます。

  • 休職中の通院について
  • 休職期間は勤続年数に換算されるのか
  • 復職についてetc…

休職してから困らないためにも、

自分が気になる点については、休職前に必ずチェックしておきましょう。

たぐもち

もし就業規則を読む気力が湧かないのなら…

人事課に直接聞くのもおすすめですよ。 

休職中のおすすめの過ごし方

最後に、

「休職中のおすすめの過ごし方」

についても軽く触れておきます。

休職中のおすすめの過ごし方

休職中のおすすめの過ごし方としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 心と身体を休める。
  • 通院・服薬をやめない。
  • リラックスできる方法を探す。
  • 休職に至った原因を振り返る。
  • 休職明けの復帰について考える。

いろいろと書いていますが…

一番大切なのは、「心と身体を休める」こと!!

たぐもち

そもそも「しっかり休む」ための休職ですからね…!

なので、もし休職したのなら…

まずは、

”あなた自身をしっかりと休ませてあげてください”

そして、また気力が湧いたなら…

焦らず、少しずつ、一歩ずつ前に進めばOKですよ。

1年目ナース

やっとゆっくり休める…

たぐもち

休職中の過ごし方について詳しく知りたい方は、下記の記事を参照してください。

休職中のおすすめの過ごし方【休職開始〜体調が回復するまで編】 いざ休職したものの… 今後どうなるのかな… ちゃんと復帰できるかな… 本当に休職して良かったんだろうか… ...
休職中のおすすめの過ごし方【体調が回復したら編】 休職して体調が回復してきたら、 今後どうしよう… 復帰?転職?部署異動…? 何が正解か分からない… み...

ここでは、休職に関するよくある質問に回答していきます。

休職のデメリットはある?

休職にはデメリットがあります。

具体的には、以下のとおりです。

  • 収入が減り、生活が苦しくなる
  • 復職後に同期と実力差を感じる
  • 心が疲れてしまい復職できないこともある

とはいえ、一番大切なのは「今の自分」。

たぐもち

デメリットを恐れすぎて、頑張りすぎないようにしてくださいね。

診断書なしでも休職できる?

休職時には、診断書が必要になるケースがほとんどです。

ただし、病院の「就業規則」に明記されていなければ、診断書が不要になるケースもあります。

たぐもち

一度、勤め先の就業規則を確認してみましょう。

看護師を辞めたら幸せになれる?

「職業にこだわりがない人」や「次にやりたいことがある人」は、看護師を辞めても幸せになれます。

一方、「勢いで看護師を辞めた人」や「看護師である自分が好きな人」は、後悔しやすいと言えるでしょう。

詳しい理由を知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。

【1年目さんへ】あなたが看護師を辞めたら、本当に幸せになれるのか教えます。「看護師を辞めた方が幸せになれるかも…」と悩む1年目さんは必見!この記事では、看護師を辞めて幸せになれる人・後悔する人の特徴について解説します。実は、看護師辞めても全員が幸せになれるわけではありません。この記事を読めば、1年目のあなたが看護師を辞めたら幸せになるのか・後悔するのかが分かります。...

休職から復帰するときに考えるべきことは?

休職から元の部署に復帰する場合には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット
デメリット
  • 業務内容などに変化がなく、新しく覚えることが少ない。
  • 一から人間関係を作らなくてもいい。
  • 自分の性格を理解してくれているで、やりやすい。
  • 人間関係が変わらない。
    ⇨嫌いな人がいる場合は、つらい。
  • 業務内容が変わらない。
    ⇨業務についていけない場合は、つらい。

これらを把握した上で、元の部署に復帰するべきか検討するのが大切です。

たぐもち

「部署異動」「退職」「転職」などの選択肢もあるので、じっくり考えてみましょう。

欠勤と休職の違いは?

欠勤と休職の違いは、以下のとおりです。

  • 休職:比較的長期間(通常1ヶ月以上)仕事を休むこと
  • 欠勤: 短期間(数日程度)仕事を休むこと

休職は給料が出ることもある一方で、欠勤は給料がでません。

まとめ:基礎知識を身につけて、トラブルのない休職を!

今回は、「休職」したい1年目さんが最低限知っておくべき基礎知識として、

  • 休職とは何か。
  • 休職の申請方法と必要な手続き。
  • 休職する前に”必ず”確認しておくべきこと。

について解説してきました。

これだけ知っておけば、

トラブルなく休職することができますよ。

たぐもち

あとは、ゆっくりと休むだけ!

この記事が、「休職するか悩む」1年目さんの助けになれば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

【最後に…】

休職は甘え!
と言われることもありますが、

僕はそうは思いません。

なぜなら、頑張るために休むのだから。

“必要な”休養なのだから。

それに、
精神的に病んでしまう1年目さんって

ほんっっっとうに、多いです。
(1年目が最もつらい時期ですからね…)

なので、みんな同じ。

あなたが特別弱いわけではありませんよ。

だから、余計なことは考えずに…

「休職したい!」と思うなら、
休職してもいい!

って僕は思います。

休むことは、恥ずかしいことじゃありませんからね。

どうかあなた自身を“思いっきり”大切にしてあげてください。

「もう限界、だけど辞める勇気も出ない…」毎晩心が揺れて、今この瞬間も苦しむ1年目さんへ。

もしあなたが「もう少しだけ看護師のまま頑張りたい…」と考えているなら、こちらの記事も参考にしてみてください。

【看護師1年目さんへ】「つらい。辞めたい。しんどい。」と思うなら、今すぐしておくべきたった1つのこと 仕事にいきたくない。 動悸と吐き気が止まらない。 辛い。辞めたい。しんどい。 できない自分に悲しくなる。 ...

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